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①DIBtとは何か? ー欧州で最も厳しい薪ストーブ安全基準ー
DIBtとは何か? —欧州で最も厳しい薪ストーブ安全基準—
■ DIBt(ディーアイビーティー)とは
ドイツ建築技術研究所(Deutsches Institut für Bautechnik) が発行する、
「気密住宅で薪ストーブを安全に使うための公式認証」です。
ヨーロッパでは、住宅が高気密化したことで、薪ストーブ内部からの 有毒ガス逆流事故を防ぐ必要が生まれました。
そのため DIBt は、次のようなポイントを世界最高レベルの厳しさで試験します。

■ DIBtが試験する主な内容
①本体の気密性(漏気量)
扉・本体の隙間から煙やCOが漏れないかを測定。
鋳物より溶接構造が有利と言われる理由がここにあります。
②外気導入で完全燃焼できるか
室内空気を使わない「外気導入運転」が成立するかをテストします。
(高気密住宅ではこれが必須)
③負圧(換気扇・レンジフード)で逆流しないか
換気設備作動時の室内負圧を想定し、逆流防止性能を確認します。
④扉開閉時の煙の流出量
扉を開けた瞬間に煙が室内に流れないか。
⑤複合設備との同時運転
例:
・第三種換気システム
・調理用レンジフード
・脱衣室乾燥機 など、同時使用時の安全性を評価。

なぜDIBtは欧州で義務化に近い存在なのか?
ドイツでは、薪ストーブを設置する際、煙突技術者(Schornsteinfeger)による適合確認が必須です。
この技術者が最初に行うのが、型番を「DIBtリスト」「HKIリスト」で検索すること」です。
■ DIBtリストとは
DIBt認証済みストーブの公式リスト → 認証番号・有効期限・適合条件が掲載
■HKIリストとは
ドイツ暖房工業会の技術データベース →・外気導入対応・ 気密性能・多重煙突接続の可否・ 排ガスデータ・ EN規格適合など、プロ専用の詳細情報が閲覧可能。
DIBtが存在する理由(=日本との最大の違い)
結論:“高気密住宅では、非気密ストーブは安全に使えない”この科学的事実が欧州全体で共有されているからです。
日本ではしばしば
・ 「鋳物なら一生もの」
・「換気扇を止めれば大丈夫」
・ 「外気導入をつければ安全」
といった情報が流れていますが、欧州ではすべて科学的に否定済みの内容です。
【DIBt取得ストーブ = 高気密住宅で安全に使える“証明書付き”ストーブ】
DIBt認証を持つということは、
・ 本体の気密性
・ 逆流防止
・排気安定性
・ 建築設備との協調
をクリアしたということ。
これは欧州で最も信頼される「安全証明」であり、ドイツではDIBt非対応のストーブは多くの新築住宅で設置が許可されません。
まとめ
DIBtとは、ドイツ建築技術研究所が発行する、高気密住宅で薪ストーブを安全に使うための世界最高峰の認証です。 欧州の煙突技術者は、ストーブを設置する前に必ず「DIBtリスト」「HKIリスト」で型番を検索し、
そのストーブが高気密住宅に適合するかどうかを判断します。
日本ではまだ知られていませんが、ドイツでは 「DIBtに適合しているかどうか」=安全性の最低ラインとなっています。 この基準を理解することは、日本で薪ストーブを選ぶうえで、もっとも重要な知識です。
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このDIBt紹介パートをもとに、次は「Aランクメーカーの紹介」「Bランク」「Cランク」「DIBtの見方」などをご覧ください。


