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第4教科|序章

■ シュタインフェーガーとは何か。  正式名称:Schornsteinfeger(ショルンシュタインフェーガー)

日本語では公認煙突掃除人/公認煙突検査官。単なる掃除業者ではありません。
ドイツでは国家制度に組み込まれた公的資格職です。
■ 国家制度としての位置づけ
根拠法令:Schornsteinfeger-Handwerksgesetz(煙突掃除職人法)
各州建築法(Landesbauordnung)

1. BImSchV(連邦排出規制令)
彼らは✔ 排ガス測定✔ 煙突安全検査✔ 火災予防検査✔ 薪ストーブ設置許可確認を行います。
つまり、設置してよいかどうかを最終判断する立場です。

■ なるための教育制度
① 職人養成(デュアルシステム)
ドイツ特有の職業学校+現場実習の二重教育制度期間:約3年
内容:✔ 燃焼理論✔ 排ガス測定✔ 建築物理✔ 換気理論✔ 法規✔ 火災予防✔ CO安全管理
② Geselle(職人資格)
修了後に国家試験合格で「ゲゼレ(職人)」資格取得。
③ Meister(マイスター)
さらに経験後、上位国家資格であるSchornsteinfegermeister(煙突掃除マイスター)を取得。
これが実質的な責任者資格です。

■ さらに重要な制度。ドイツでは区域担当制度(Bezirks-Schornsteinfeger)があります。各地域に国家任命の担当者が存在し、その人だけが✔ 最終承認✔ 法的検査✔ 使用許可を出せます。

つまり、設計しないストーブは通らないのです。

1|管轄と監督者

■ 最終許可権者
Schornsteinfeger
(シュタインフェーガー:公認煙突検査官)

     ・地域ごとに担当が決まっている
     ・設置前に図面確認
     ・設置後に実地検査
     ・合格しなければ使用不可

国家試験であり日本と決定的に違う点です。

・ガス給湯器は強制給排気。・薪ストーブは自然給排気。つまり、 室内圧力と煙突圧力が釣り合って初めて成立する。この時点で薪ストーブは建築設備の一部になります。

ドイツにおける薪ストーブ設置の基準と法規

― ドイツでは薪ストーブは 「趣味設備」ではなく建築設備(Feuerstätte:燃焼設備)―

2|主要法規

■ ① 1.BImSchV(ビムシュブイ)
Bundes-Immissionsschutzverordnung(連邦排出規制令)

規定内容:
     ・微粒子排出量
     ・CO排出量
     ・効率基準
古いストーブは段階的に使用禁止。

① 1.BImSchV(ビムシュッツフェアオルドヌング)

正式名称:Erste Bundes-Immissionsschutzverordnung(第一連邦排出防止条例)

これは法律(条例)です。

内容:排出基準(CO・粉塵)設置後の既存機種の段階的規制交換義務期限排出値の上限つまり、
「使ってよいかどうか」を決める法的基準です。

■ ② 建築技術基準
DIBt(ドイツ建築技術研究所)

     ・気密住宅対応認証
     ・外気導入条件
     ・負圧試験
高気密住宅では、室内空気使用は原則不可。

■ DIBtとは何か。正式名称:Deutsches Institut für Bautechnik(ドイツ建築技術研究所)

ドイツ連邦および各州建築行政に基づく公的建築技術承認機関です。
単なる業界団体ではなく、建築物に使用される製品・工法を承認する国家レベルの機関です。
■ 国家制度としての位置づけ
根拠法令:各州建築法(Landesbauordnung)建築製品規則(Bauproduktengesetz)

EN基準が製品性能を測る規格であるのに対し、DIBtは✔ 建築条件下での安全性✔ 高気密住宅での成立性✔ 換気設備との圧力干渉✔ 外気導入前提設計を審査します。
つまり、高気密住宅で使用してよいかを最終的に判断する立場です。

■ 承認の核心
① Raumluftunabhängiger Betrieb(RLU)室内空気非依存型、つまり外気導入前提設計であること。
② 4Pa基準室内負圧が4Pa以内で安全に運転できること。
③ 個別承認番号(Z番号)Z-43.○○○-○○ の形式で発行され、
建築許可申請時に使用できる公式証明となります。

■ 制度としての意味
ドイツでは高気密住宅の普及により、室内負圧事故が問題化しました。その結果、✔ 外気導入前提✔ 圧力干渉試験✔ 建築条件適合確認が制度化されました。
つまり、建築条件に適合しない薪ストーブは承認されないという構造になっています。

設計しないストーブは、通らないのです。

■ ③ Feuerungsverordnung(燃焼設備規則)

州ごとの条例だが内容は共通:
     ・最低煙突高さ
     ・可燃物離隔距離
     ・床保護寸法
     ・設置室容積要件

3|高気密住宅との関係

 

ドイツでは早期から「低エネルギー住宅」「パッシブハウス」「第1種換気(熱交換)」が普及。

その結果、> 室内空気を燃焼に使うと負圧事故が起きることが問題化しました。

そこで:外気直結(分離給気)同時運転負圧試験機器認証が制度化されました。

4|設計成立の必須条件(ドイツ)

                 1. DIBt認証済み機種
       2. 外気導入(気密住宅)
       3. 煙突計算(高さ・断熱)
       4. Schornsteinfegerの事前承認

       5. 最終検査合格


5|日本との最大の違い
 

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6|なぜこの序章が重要か

第4教科でお伝えする「住宅性能が上がるほど薪ストーブは設計対象になる」という考え方は、日本ではまだ十分に共有されていません。しかしドイツでは、高気密住宅の普及とともに制度として確立されています。日本が“自己責任設計”にとどまる今だからこそ、この序章は極めて重要です。
 

本章の内容は、YouTube「薪ストーブ教育TV」にて図や実演を交えながら、分かりやすく解説しています。

数字や用語が少し難しく感じた方も、動画をご覧いただくことで、「なぜそうなるのか」を直感的に理解していただけます。

▶ 下記QRコードより、第4教科「序章」解説動画をご覧ください。

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気密と空気のリアル

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煙突はなぜ主役か

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暖房計画として考える

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設計成立性評価書

※この情報はチャットGPTによるAIによる回答ですので誤った情報もあるかと思いますので詳しくは御自身でお確かめください。

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